中日、慶大卒の教授、福谷が国内FA権行使を決断!獲得球団候補は

ウキペディアより

中日、福谷浩司が国内FA権行使を決断!獲得球団候補は

出身地 愛知県知多市
生年月日 1991年1月9日

プロ入り前

 知多市立東部中学校を卒業し、愛知県立横須賀高等学校に進学し、1年生からエースとして活躍する。3年時にプロ志望届を提出したが指名漏れとなった。

 学年トップクラスの学力を活かし、AO入試で慶應義塾大学理工学部に現役合格を果たす。1年の時から東京六大学野球で活躍し、理工学部の成績優秀者に贈られる「藤原賞」に加え、体育で活躍をした学生に贈られる「小泉賞」をダブルで受賞した。

 卒業論文に自らの投球フォームの解析をテーマに選んだことは有名で、ファンからは「福谷教授」とあだ名がつけられた。2012年のドラフト会議で中日ドラゴンズから1位指名を受けて入団する。

入団後前半の活躍と低迷

 1年目の2013年は怪我の影響で9試合の登板にとどまり大卒ドラフト1位としての活躍は出来なかった。2年目の2014年はセットアッパーから始まり、クローザーを任され、72試合に登板して11セーブ、32ホールド、防御率1.81と結果を残し、岩瀬仁紀の後継者と期待された。

 しかし以降は制球難に苦しみ、セットアッパーとして結果を残せず2019年には先発に転向して復活を目指した。

先発転向後

 先発に転向した2019年は先発復帰登板した試合で結果をだすが、椎間板ヘルニアを発症し、1試合の登板で終わった。

 2020年は8勝2敗、防御率は2.64と復活を果たす。2021年は開幕投手を任され18試合に先発するが打線の援護に恵まれず5勝止まりとなる。

 2022年以降は先発6~7番手として主力では無いが、貴重な先発ローテの穴埋め役として頼られた。プロ12年目の2024年は、8試合に登板して3勝1敗、防御率3・72の結果で国内フリーエージェント(FA)の権利を行使した。通算278試合で27勝33敗38セーブ54ホールド。

契約更改で球団に苦言

 2020年の契約更改で福谷は中日球団に、新人の仲地礼亜が減俸されたこと、2、3年活躍した選手の上げ幅が低いとことに苦言を呈した。また球団に「将来的なビジョンを明確にしてほしい」と訴えた。この訴えに対して、「今のところビジョンはない、これから考える」という球団代表の答えは衝撃的だった。

残留か移籍か

 福谷にとって今回のFA宣言は、お金目的では無いだろう。近年の成績からして移籍してもローテーションが確約されないことも理解しているだろう。それでも球界きってのインテリジェンスの福谷は広く球界を勉強したいという理由で移籍を選ぶだろう。投手不足のヤクルト、楽天などが候補か。

 中日としては頭脳明晰、後輩への面倒見の良さで人柄面も問題ない福谷が、将来の指導者として選手引退後の復帰を待つのみか。

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